2021年01月29日

リビング・ウイルとACP

松下介護老人保健施設はーとぴあの看護師の浅田です

コロナ禍で2度目の緊急事態宣言は、
予定よりも1ヶ月延長されましたね。
感染者数は全国的にも減少傾向にあり、
重症者数も少しずつ減少してきましたが、
まだまだ医療の逼迫が心配されています。

医療が逼迫すると、
入院できずに施設や自宅で待機する人が増えます。
NHKの番組クローズアップ現代でも、
~迫られる『命の選択』~
というテーマで放送されていましたが、
このコロナ禍で感染し病院に入院するとき、
どこまでの治療を望まれるのか必ず問われるようです。
例えば、
人工呼吸器やエクモなど人工心肺装置などを希望されるのか?

しかし、日本人の多くは『最期をどう迎えたいか』とか、
『死』に関する話はタブー視する風土がありますね。

リビングウイル(尊厳死)=事前指示書をご存知でしょうか?   
1976年アメリカで植物状態になった女性の両親が
人工呼吸器を外すよう裁判所に訴え、認められたことから、
終末期状態になった時に生命維持装置のさし控えや中止を、
判断能力のあるうちに書面で指示できるように法制化されました。

日本にも、日本尊厳死協会(会員が10万人余りの市民団体)があります。
リビング ウイルとは、
『あらゆる手段を使って生きたい』と思っている
多くの方々の意志も、尊敬されるべきこと。
一方、チューブや機械につながれて、
つらい闘病を続けることを強いられるのでなく、
『回復の見込みがないのなら安らかにその時を迎えたい』
と思っている方も多数いる。
延命治療をさし控え、十分な緩和ケアを施されて自然に迎える死。
『平穏死』や『自然死』を望む方々が、
自分の意志を判断能力のあるうちに記しておく
事前指示書のことです。

去年の今頃にも紹介しましたが、2018年から、11月30日を
ACP(アドバンス・ケア プランニング)=(人生会議)の日
と制定されました。
ACPは、本人と家族や医療従事者など、
本人に関わる人たちで『もしものとき』に備えて話し合う
というプロセスのことです。
(あくまでも本人の意思が尊重されるべきものです)
  
誰でも、
突然、重い病気になるかもしれません。
突然、事故により意識を失うかもしれません。
認知症になって、
自分の思いをうまく伝えられなくなるかもしれません。
コロナ禍で感染してしまい、急激に重症化するかもしれません。

そのような状況になってからではなく、

どんな治療を受けたいのか?
どんなサービスを受けたいか?
どんな介護をして欲しいのか?
どんな最期をむかえたいのか? 

など、元気なうちに、『もしものとき』に備えて、
家族や医療やケアの支援者を交えて話し合うことが
大事だと思います。

・・・まずは、
自分が何を大事に思ってきたのか(どうして欲しいか)
考えてみましょう。


*リビング・ウイルを作成する際には、
 ACPを行うことが推奨されています。
               
 
最後に、
街中に人の流れが多いということよりも、
やっぱり、ひとり一人がマスクを正しく着用して
手洗いなどをしっかりして
感染対策をすることが一番大事なように思います。


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posted by FM-HANAKO 認知症ほっとサロン at 23:08| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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